リフューズプレス工法

工法の概要

リフューズプレス工法(廃棄物静的圧縮工法)は、廃棄物中にφ400~1000mmの貫入体(特殊なスクリュ-オーガー)を回転圧入して、地中の廃棄物を横方向に(孔壁)に圧縮するとともに、形成された掘削孔内にバックホウなどにより周辺の廃棄物(または焼却場からの焼却灰)を投入し、貫入体を逆回転することによって孔内の再固めを行い減容化(安定化を図ります。減容化により処分場の延命化を図ることが可能です。

廃棄物最終処分場の残余年数は年々減少して来ており、処分場の不足は深刻な問題となってきております。リフューズプレス工法は、新規処分場の確保の目途が立つまで既存の処分場を延命化させたり、処分場廃止のための埋立廃棄物の早期安定化、処分場跡地の有効利用など、多方面に対して適用可能であり確実に効果を発揮します。

工法の特徴

貫入体の駆動に電動モーターを用いるため、掘削時に振動 騒音がほとんど発生しません。

また、静的圧縮工法のため、遮水シートや浸出水集排水管、ガス抜き管などの地中にある構造物に影響を及ぼしません。

高トルクの駆動装置を使用しているため、粗大ゴミが混入していても圧縮が確実に行われます。

廃棄物の圧縮にセメント系固化剤など特別の材料を使用しないため無公害です。

延命化対策の他に、目的・用途にあわせて下記のような利用方法があります。

  • 早期安定化工法:形成された掘削孔内に砕石等を投入して水や空気を浸透しやすくし好気性分解を進行させることで廃棄物の早期分解(pHやBOD濃度などの低下)を促し、安定化を促進させる。
  • 跡地有効利用:廃棄物の圧縮により約2倍程度の強度増加が図られる。更に掘削孔内に砕石等を投入し締固め、複合地盤として支持地盤を形成できる。
  • 地盤改良工法:貫入体の締固め効果を利用して軟弱で空隙の多い地盤を締固め、強度増加を図ることができる。
  • 先行置換工法:土対法対象地盤の基礎工事において、杭工事に先行して流動化処理土(非汚染土)へ強制置換を行い、汚染の拡散を防止することができる。

施工機械

リフューズプレススクリュー

スクリューにコブ状のものを取り付け

掘削状況(周辺の浮上りは殆どない)

掘削・圧縮後の孔壁状況

施工要領

施工事例

施工環境

跡地利用のための効果

(強度比較)

リフューズプレス協会

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